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鈍色

にびいろ異読 にぶいろ・どんじき
名詞名詞-の形容詞
1
標準
dark gray
文例 · 用例
鈍色の雲に少し明るみが差して、うすれ日が幽かに洩れて來た。
南部修太郎 修道院の秋 青空文庫
それらの秋のシンボルを静かに乗せて暗に包ませた大地の色は、鈍色の黒ずんだ紫だった。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
其の鈍色を破ツて、處々に煤煙が上騰ツてゐる。
三島霜川 平民の娘 青空文庫
脊丈のほども惟わるる、あの百日紅の樹の枝に、真黒な立烏帽子、鈍色に黄を交えた練衣に、水色のさしぬきした神官の姿一体。
泉鏡花 茸の舞姫 青空文庫
暗みゆく室内よ、暗みゆきつつ想の沈黙重たげに音なく沈み、そことなき月かげのほの淡くさし入るなべに、はじめまづ※オロンのひとすすりなき、鈍色長き衣みな瞳をつぶる。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
また、見よ暗くとろとろと、曇り濁れる鈍色の水沼の面を。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
4 朝は深い靄のために鈍色に曇っていた。
佐左木俊郎 仮装観桜会 青空文庫
黒の被布で、鈍色の単衣の白襟で、窪んだ目を※いた。
泉鏡花 雪柳 青空文庫
作例 · 標準
空は鉛色の**鈍色**に覆われ、雨が降り出しそうだった。
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彼女は、控えめな**鈍色**のコートを選んだ。
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古い城壁は、長い年月を経て風化した**鈍色**をしていた。
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2
標準
donjiki (clerical dress)
作例 · 標準
修行僧は、質素な**鈍色**の衣をまとっていた。
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法要のため、僧侶たちは格式高い**鈍色**の法衣を着用した。
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彼女は、寺院で働くことを決意し、**鈍色**の衣を受け取った。
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