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ねずみ色

ねずみいろ
名詞名詞-の形容詞
1
標準
dark gray
文例 · 用例
箱根の峠を越した後再び丹沢山大山の影響で吹き上がる風はねずみ色の厚みのある雲をかもしてそれが旗のように斜めになびいていた。
寺田寅彦 春六題 青空文庫
二人の問答を聞いているのもおもしろいが、見ているのも妙だ、一人は三十前後の痩せがたの、背の高い、きたならしい男、けれどもどこかに野人ならざる風貌を備えている、しかしなんという乱暴な衣装だろう、古ぼけた洋服、ねずみ色のカラー、くしを入れない乱髪!
国木田独歩 号外 青空文庫
その一つはねずみ色の天鵞絨で作った身長わずかに五六寸くらいの縫いぐるみの象であるが、それが横腹の所のネジをねじると、ジャージャーと歯車のすれ合う音を立てながら走りだす、そうしてあの長い鼻を巧みに屈伸して上げたり下げたりしながら勢いよく走るのである。
寺田寅彦 銀座アルプス 青空文庫
」貝の火兄弟商会の、鼻の赤いその支配人は、ねずみ色の状袋を、上着の内衣嚢から出した。
宮沢賢治 楢ノ木大学士の野宿 青空文庫
空がまっ白に光って、ぐるぐる回り、そのこちらを薄いねずみ色の雲が、速く速く走っています。
宮沢賢治 風の又三郎 青空文庫
自分の白いネルの襟巻がよごれてねずみ色になっているのを、きたないからと言って女中にせんたくさせられたこともあったが、とにかく先生は江戸ッ子らしいなかなかのおしゃれで、服装にもいろいろの好みがあり、外出のときなどはずいぶんきちんとしていたものである。
寺田寅彦 夏目漱石先生の追憶 青空文庫
人によっては、ねずみ色の紙をつかめば、病気になるという者がある。
SKYGGEN 青空文庫
茶色のはん点がいっぱいある、赤みがかったつやのよい頭を日に光らせ、洗いふるしたねずみ色の着物の背をまるくしている、年よりの是信さん。
新美南吉 青空文庫
作例 · 標準
曇り空のねずみ色は、少し憂鬱な気持ちにさせる。
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新しいセーターは、どんなボトムスにも合わせやすいねずみ色を選んだ。
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ねずみ色の外壁は、モダンで落ち着いた印象を与える。
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