零落
れいらく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
falling into straitened circumstances
文例 · 用例
名も歴史もない甲州アルプスに、対面して、零落の壮大、そのものが、この万年の墳墓を中心にして今虚空を奔る。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
これらの石は皆雨に晒され、火に打たれた断片である、壊敗の形骸である、しかも血を踏まざる自然の零落は、未だ死んだこともなければ、朽ちたこともない、之を荒廃、寂莫、零落と呼べばとて、誰か彼等より、不死の性を奪う権力をか授けられたる、偉大なるは常念岳である。
— 小島烏水 『奥常念岳の絶巓に立つ記』 青空文庫
主人は地方の零落した旧家の三男で、学途には就いたものの、学費の半以上は自分で都合しなければならなかった。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
「隣近所にお化粧のアラを拾うやつもなくてさばさばしたろう」 これが唯一の、娘も共に零落させた父の詫びの表明でもあり、心やりの言葉でもあった。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
併し、モナコに於て、零落したフランス貴族の復辟の夢も破れてしまったのです。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
零落したロシヤの帝政時代の人達の悲慘な生活振も日日眼のあたりにした。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
私は水島君から「一圓……」を繰り返しながら日本人を呼び止めると云ふ零落したロシヤ人の素人賣笑婦の話を、色色聞かされてゐた。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
」「実、私も困り切ているに違いないけエど、いくら零落ても妾になぞ成る気はありませんよ私には。
— 国木田独歩 『二少女』 青空文庫
作例 · 標準
彼は事業に失敗して零落し、かつての栄光を知る人は誰もいなくなった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
名門の出でありながら、彼は酒に溺れて零落の道をたどった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
あんなに羽振りの良かった彼が、今ではこんなに零落した姿になっているとは信じられない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
ウィキペディア
『零落』(れいらく)は、浅野いにおによる日本の漫画作品。『ビッグコミックスペリオール』(小学館)にて、2017年7号から同年16号まで連載された。
出典: 零落 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0