広闊
こうかつ
名詞形容動詞
標準
spaciousness
文例 · 用例
その広闊な場面を、幾何学的造りの庭が池の単純な円や、花壇の複雑な雲型や弧形で、精力的に区劃されていた。
— 岡本かの子 『母子叙情』 青空文庫
そのガスの灯を潜るようにして入ると、そこに薄暗いしかも広闊な下足があった。
— 菊池寛 『出世』 青空文庫
彼は、まず畑のために選定した彼の広闊な土地へ、火を放った。
— 菊池寛 『俊寛』 青空文庫
その文芸批評を読むと、もうそれだけで何か活々した熱と力と、広闊な新社会文化への輝きと期待とを感じるようなものがいるのである。
— 宮本百合子 『こういう月評が欲しい』 青空文庫
でも、どうしていつも女性の側が、ほとんどその年齢にかかわらず異性との間により広闊な友情を求める心理に在るのだろうか。
— 宮本百合子 『異性の友情』 青空文庫
それは、青葉の美しくなりはじめた季節で、病室からの広闊な谷間の眺めは極めて印象的であった。
— 宮本百合子 『白藤』 青空文庫
此の生きたい形式で生きると云う事は、どの位人間の魂を広闊にするものでございましょう。
— 宮本百合子 『C先生への手紙』 青空文庫
もし新しき文学が、コンミニズム文学と新感覚派文学の二つであるとするならば、そのいずれが、果して文学の圏内に於て、より新しくして広闊なる文学となるべきであろうか。
— 横光利一 『新感覚派とコンミニズム文学』 青空文庫
作例 · 標準
丘の上に立つと、目の前には広闊な草原がどこまでも続き、空の青さと溶け合っていた。
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王は、自らの権威を示すために、都の中心に広闊な庭園を備えた宮殿を建設させた。
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北海道の広闊な大地を車で走っていると、自分がちっぽけな存在に思えてくる。
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