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狡猾

こうかつ
形容動詞名詞頻度ランク #28308 · 青空 855
1
標準
sly
文例 · 用例
これは校長が若い時分から、自分の生来根太い狡猾な性質に困り果てながら、聖賢の書を漁つた時に、始終心で云つてたことが、今生徒を前にした今、形を取つて表れて来たのである。
中原中也 校長 青空文庫
けれどもいま、葛原しげる氏の原稿を拜讀して、そんなに、嚴しいお叱りも無いので、狡猾の小文士は思はず、にやりと笑ひ、ありがたしと膝を崩さうとした、とたんに、いけませんでした。
太宰治 文盲自嘲 青空文庫
若さを嫉妬して、老いが狡猾な方法で巧みに責め苛んでいるようにさえ見える。
岡本かの子 老妓抄 青空文庫
あなたの持っている血筋をここに新らしく立てる私の家の系図へちっとばかり注ぎ入れて頂きたいのです」 貝原の平顔は両顎がやや張って来て、利を掴むときのような狡猾な相を現わして来た。
岡本かの子 渾沌未分 青空文庫
』『さうですかね』『でなくても左樣見えますね』『婆樣は上方者ですよ、ツルリンとした顏の何處に「間拔の狡猾」とでも言つたやうな所があつて、ペチヤクリ/\老爺の氣嫌を取て居ましたね。
国木田独歩 湯ヶ原ゆき 青空文庫
そこで、彼はまた、翻然と、狡猾な奥の手を出した。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
慾のかたまりのような人間や、狡猾さが鼻頭にまでたゞよっているような人間や、尊大な威ばった人間がたくさんいるのである。
黒島傳治 海賊と遍路 青空文庫
けれども狡猾なるブルジョアジーは、うまい、美しげな大義名分を振りかざす。
黒島伝治 反戦文学論 青空文庫
作例 · 標準
彼は狡猾な手段を使ってライバルを蹴落とし、若くして今の地位を築き上げた。
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詐欺師たちは高齢者の心理を突く狡猾な手口で、多額の現金を騙し取ろうとしている。
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物語に登場する狡猾なキツネは、言葉巧みに他の動物たちを騙して食べ物を奪った。
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