お母
おかあ
名詞
標準
mother
文例 · 用例
空想的な人物であつた彼女のお母さんは、アメリカで金持になつてゐる親戚に会ひに行つて、家を建てて貰はうなぞと考へた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
「川だわねえ、お母さん。
— 太宰治 『海』 青空文庫
大隅君は独り息子であるから、ずいぶん可愛がられて、十年ほど前にお母さんが死んで、それからは厳父は、何事も大隅君の気のままにさせていた様子で、謂わば、おっとりと育てられて来た人であって、大学時代にも、天鵞絨の襟の外套などを着て、その物腰も決して粗野ではなかったが、どうも、学生間の評判は悪かった。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
子供から冷い母だと言はれてゐるその母を見ると、たいていそれはいいお母さんだ。
— 太宰治 『純真』 青空文庫
それから一年ばかり経つとお母さんがゐなくなつたが、何処に行つたのか彼女は知らなかつた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
お父さんとお母さんとは、結婚してから十二年経つても子供が生れなかつた。
— 中原中也 『良子』 青空文庫
「おゝよしよしよし――お母さんが悪かつた悪かつた、今先生様がよくして下さる――おゝ悪かつた悪かつた」 それまでいふとヒヨツと母親は医者の方へ眼を上げた。
— 中原中也 『医者と赤ン坊』 青空文庫
昨晩もお母さんと話したんだが。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
作例 · 標準
母は毎日朝早く起きる。
母の料理は美味しい。
母が心配してくれている。
母との時間を大切にしたい。