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辺鄙

へんぴ
形容動詞名詞
1
標準
hard to reach place
文例 · 用例
まだ子供が出来ない頃、この新婚の若夫婦は、山陰道の辺鄙な島々を旅し歩いた。
室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 小泉八雲の家庭生活 青空文庫
こんな辺鄙な山の中に、こんな立派な大都会が存在しようとは、容易に信じられないほどであった。
散文詩風な小説 猫町 青空文庫
これは明治まで存し、今でも辺鄙には密に存するかも知れぬが、営業的なものである。
幸田露伴 魔法修行者 青空文庫
そういう場合に、突然にどこからか現われて来て新生面を打開するような対象が、往々それまではほとんど物理学の圏外か、少なくも辺鄙な片すみにあって存在を忘れられていたような場合であることもあえて珍しくはないのである。
寺田寅彦 物理学圏外の物理的現象 青空文庫
これらの現象の多くのものは、現在の物理的科学の領域では、その中でのきわめて辺鄙な片田舎の一隅に押しやられて、ほとんど顧みる人もないような種類のものであるが、それだけにまた、将来どうして重要な研究題目とならないとも限らないという可能性を伏蔵しているものである。
寺田寅彦 自然界の縞模様 青空文庫
かつて、その岐阜県の僻土、辺鄙に居た頃じゃったね。
泉鏡花 日本橋 青空文庫
少し辺鄙だけれど、その代りのんびりしたもんだ。
徳田秋声 縮図 青空文庫
政宗の意中は、いつまで奥羽の辺鄙に欝々として蟠居しようや、時を得、機に乗じて、奥州駒の蹄の下に天下を蹂躙してくれよう、というのである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
作例 · 標準
都会から遠く離れた辺鄙な山村で、静かに暮らしている。
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辺鄙な場所だが、そこには豊かな自然と温かい人々がいた。
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携帯電話の電波も届かないような辺鄙な地域を旅した。
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