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僻遠

へきえん
形容動詞名詞-の形容詞名詞
1
標準
remote
文例 · 用例
まだ陰暦で年中行事をやっている僻遠の土地では、その日は朝から仕事を休んで端午の節句をやっていた。
田中貢太郎 月光の下 青空文庫
それは王朝時代には僻遠の地として、武蔵、相模の名で大掴みに記されていたものが、文化の発生と共に細かなことまで記される余裕ができたためか、それとも武蔵、相模方面の活動期になっていたのに偶然に遭遇したためであるか。
田中貢太郎 日本天変地異記 青空文庫
全くこの僻遠の地で、三百人という文明人――彼女らから見れば――の集団をかつて見た事もなかったろうし、その常に憧憬している日本内地の都会生活者と伍して半日の遊楽をほしいままにするということは彼女らにとって望外の幸福を感じずにはいられなかったろう。
北原白秋 フレップ・トリップ 青空文庫
併し年に四五回位は上京して時には一ヶ月も滯在したこともあつて、勿論その間といふものは殆んど隔日位に詰め掛けて、隨分と小言もいはれたことであるから、思ひながらも遂に一目も見られなかつたといふ僻遠の人々から云つて見れば、自分はいくら幸であつたか知れない。
長塚節 竹の里人〔一〕 青空文庫
警官は、此の用件と、もう一つ僻遠諸離島の人頭税取立てとを兼ねて、一人の島民巡警を引連れ、内地人の乘ることなど殆ど無い・そして年に僅か三囘位しか通はない此の離島航路の小船に乘つたのであつた。
――ミクロネシヤ巡島記抄―― 環礁 青空文庫
警官は、この用件と、もう一つ僻遠諸離島の人頭税取立てとを兼ねて、一人の島民巡警を引連れ、内地人の乗ることなどほとんど無い・そして年に僅か三回位しか通わないこの離島航路の小船に乗ったのであった。
――ミクロネシヤ巡島記抄―― 環礁 青空文庫
泰平道は爆發して黄巾の賊となり、五斗米道も一時は五斗米賊と稱されたが、これは僻遠の地の漢中川蜀に起つたものなので、幸に撃滅されるのを免れ、後に其宗教的部分が長く/\存在して、力衰へたりと雖も今に猶龍虎山に其本據を有し、後漢末より連綿と續いて、或時代には天師と稱して靈威あるものとされてゐるのである。
幸田露伴 道教に就いて 青空文庫
第二には、居るところが僻遠の地であれば人に知られることもない、第三には、道と時とに合致しなければ知られることはない。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
作例 · 標準
僻遠の地に赴任することになったが、豊かな自然に囲まれた生活に期待も膨らんでいる。
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僻遠の村々を回ってワクチン接種を行う医療ボランティアの活動は、非常に過酷だった。
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かつては僻遠の地とされていたこの地域も、高速鉄道の開通で一気に開発が進んだ。
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