碩儒
せきじゅ
名詞
標準
(Confucian) scholar
文例 · 用例
清末の碩儒で、今は満洲国にいる羅振玉氏がその序文を書いている。
— 中島敦 『斗南先生』 青空文庫
墨者の巨子孟勝が死に臨んで巨子を田襄子に屬した談の如くに、巨子といふのは儒家に於ける碩儒といふやうなたゞの美稱の意味のみでは無い、一種の相傳的地位といふやうなものの附加されてゐる意味を有してゐるのである。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
われも人も肩を軋って後れじと専念する際にはいかな碩儒も自分特有の勘弁も何も出ないのだ。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
著者アンションは宗教上の意地より生国フランスからドイツへ脱走し、プロシャで重用され教育上の功大いに、また碩儒ライブニツと協力してベルリン学士会院を創立した偉人で、その玄孫ヨハン・アンションも史家兼政治家として人物だった。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
古今の英雄の詩、美人の歌、聖賢の経典、碩儒の大著、人間の貴い脳漿を迸ばらした十万巻の書冊が一片業火に亡びて焦土となったを知らず顔に、渠等はバッカスの祭りの祝酒に酔うが如くに笑い興じていた。
— 内田魯庵 『灰燼十万巻(丸善炎上の記)』 青空文庫
東に、筆を燕王|成祖の前に抛って、「死せば即ち死せんのみ、詔や草すべからず」と絶叫したる明朝の碩儒|方孝孺がある。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
ベルリンに遊ばざればもって学問の英華を知るあたわずとして天下の書生が欽慕おくあたわざる哲学の楽園、碩儒の淵叢たるゲルマン帝国のごとき、その政治ははたして人民の幸福を進捗するに足るか。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
慶長年間わが賈舶の安南に赴くや、当時の碩儒すなわち徳川時代文学の開山たる藤原|粛はその舟中の規約を作り与えて曰く、およそ回易のことは、有無を通じてもって人己れに利するなり。
— 徳富蘇峰 『将来の日本』 青空文庫
作例 · 標準
国の将来を憂える碩儒たちが集まり、連日連夜、新しい統治のあり方について議論を交わした。
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「彼は当代随一の碩儒として仰がれ、その門下には数多くの逸材が集まっている」と評された。
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古典の解釈を巡って、二人の碩儒が激しい論争を繰り広げる。
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