中庭
なかにわ
名詞頻度ランク #14153 · 青空 1317 例
標準
courtyard
文例 · 用例
そして中庭の一隅には、昔ながらの柚の花が咲いているのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その石段の両側には、土産物の寄木細工を売る店や、かういふ町に適当な小綺麗の小間物屋や、舶来煙草を飾つた店や、中庭に廻廊のある二層三層の温泉旅館が、軒と軒とを重ね合せて、ごてごてと不規則に並んで居る。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
人の家の中庭を突つきつて街路へ出たり、狭い石垣の下を通つて横丁へ出たり、勝手口のやうな裏道を迂廻したり、小さな坂を登つたり降りたりする所が多い。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
伊太利のナポリ辺へ行くと、市街の家並が不均斉で、登つたり降りたり、中庭を突つ切つたり、路地から路地へ曲つたりする迷路のやうな市街が多いといふことを聞いてゐるせいか、伊香保の町の裏通りを歩くと、何となく南欧の田舎町といふ感じがする。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
※ 牡雀と牝馬 百姓の家の中庭に、雀の一族郎党が集つた。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
ここから精進口の登山新道、三合目へ下りることが出来て、途中に中庭、奥庭などを通過するそうだ。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
老妓はそれまでの指導の礼だといって、出入りの職人を作者の家へ寄越して、中庭に下町風の小さな池と噴水を作ってくれた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作者はそのとき偶然老妓が以前、和歌の指導の礼に作者に拵えてくれた中庭の池の噴水を眺める縁側で食後の涼を納れていたので、そこで取次ぎから詠草を受取って、池の水音を聴きながら、非常な好奇心をもって久しぶりの老妓の詠草を調べてみた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作例 · 標準
この古い日本家屋には、部屋を囲むように美しい中庭があるんだ。
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公園の中央にある中庭で、子供たちが元気に遊んでいた。
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ホテルのロビーから見える中庭には、噴水があってリラックスできる雰囲気だ。
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ウィキペディア
中庭(なかにわ)とは、周囲を建築物等に囲まれた庭である。
出典: 中庭 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0