血だらけ
ちだらけ
名詞-の形容詞形容動詞
標準
covered in blood
文例 · 用例
女は足元に投出された血だらけの矢の雄鹿を見ても愕かず、少しわきへ寄っただけであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
蛙の死蛙が殺された、子供がまるくなつて手をあげた、みんないつしよに、かわゆらしい、血だらけの手をあげた、月が出た、丘の上に人が立つてゐる。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
船頭が顔中血だらけになってブッ倒れた。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
キチガイのように暴れ狂い、哭き喚ぶアヤ子を、両腕にシッカリと抱き抱えて、身体中血だらけになって、やっとの思いで、小舎の処へ帰って来ました。
— 夢野久作 『瓶詰地獄』 青空文庫
そう思うております故、あれから毎晩、腰から下、血だらけになった娘のお熊が枕上に立ってサメザメと泣きまする』とか何とか言うて高声を立てて泣き崩れたとか言う話じゃが……」「ふうむ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
と一つ思い浮かべるとその悲劇の有様が目の先に浮んで来て、母やお光が血だらけになって逃げ廻る様がありありと見える。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
火の影ならず、血だらけの抜刀を提げた、半裸体の大漢が、途惑した幟の絵に似て、店頭へすっくと立つと、会釈も無く、持った白刃を取直して、切尖で、ずぶりとそこにあった林檎を突刺し、敵将の首を挙げたるごとく、ずい、と掲げて、風車でも廻す気か、肌につけた小児の上で、くるりくるりとかざして見せたが、「あはは。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
血だらけのあの姿じゃ誰だって狂気ということを疑いません。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
転んで血だらけになった子供が泣きながら帰ってきた。
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彼は戦いの後、全身血だらけだった。
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