体温
たいおん
名詞頻度ランク #11494 · 青空 418 例
標準
body temperature
文例 · 用例
かの女の前身は外人相手の娼婦なので、魑魅子には東洋の古典の絵巻にあるような繊細なこころは、あいにく持っていなかったが、女取引所にあらわれる体温によって花咲いた男性の手管を、侵略に委せて刺青した、肉体的異国的な地図と感情を失ったエモーションの波、そこに愛情の新らしい鋳型を僕は見出すのだ。
— 吉行エイスケ 『東京ロマンティック恋愛記』 青空文庫
マルセーユの夜の酔泥れた女騎兵士官の寝床、売春婦の体温が軍服に滲みでて、私が彼女が卒倒しない程度で号令をかけるのだが、たちまちアダが軍帽の下にクレオンで愛情を描くと、卵色の口を開いて作り声を出すと、ねえ、つきあえよ、Y。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
ここは門司市、東川端の卑猥な街、カアルトン・バアの青い給仕人の花風病の体温、ロシア女の新らしい技術の中で無頼漢の唄う流行歌。
— 吉行エイスケ 『飛行機から墜ちるまで』 青空文庫
そのせいでもあるまいが、体温計とその度盛はたいそう大事がられ、風呂場の寒暖計はひどく虐待されるようである。
— 寺田寅彦 『家庭の人へ』 青空文庫
垢染た煎餅布団でも夜は磯吉と二人で寝るから互の体温で寒気も凌げるが一人では板のようにしゃちっ張って身に着かないで起きているよりも一倍寒く感ずる。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
人見はちょっと遠慮するような恰好でそれに坐った、それは園の体温でちょうどよく暖たまっていた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
そうやって患者の身体に助太刀しているうち患者の身体自身に備わっている体温調節の機能が盛り返して来て、病気を弾ね除けてしまいます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
が、私は、人間同志が直ぐにお互いの体温を利用して其処に何等かの結果を造るのを卑しみます。
— 岡本かの子 『智慧に埋れて』 青空文庫
作例 · 標準
熱があるときは、まず体温を測りましょう。
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赤ちゃんの体温は、大人よりも少し高めだ。
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寒い冬の朝、彼はベッドの中で体温が上がるのを待った。
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