不老
ふろう
名詞
標準
perennial youth
文例 · 用例
不老若返り薬などを年寄に用いてもらって、若い者の邪魔をさせるなどは悪い洒落だ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
もしかりに宇宙間にただ一つ、摩擦のない振り子があって、これを不老不死の仙人が見ている、そして根気よく振動を数えているとすればどうであろう。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
そうして七十歳にでもなったらアルプスの奥の武陵の山奥に何々会館、サロン何とかいったような陽気な仙境に桃源の春を探って不老の霊泉をくむことにしよう。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
しかし、贅沢といえば、まことに蘭飯と称して、蘭の花をたき込んだ飯がある、禅家の鳳膸、これは、不老の薬と申しても可い。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
不老長寿の迷信です。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
けれども、日本では、そんな不老不死の神仙説のほうには、てんで見むきもしません。
— 太宰治 『惜別』 青空文庫
酒後に英雄多く、死前に豪傑|少きは、世間の常態なるが、太祖は是れ真豪傑、生きて長春不老の癡想を懐かず、死して万物自然の数理に安んぜんとす。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
不老若返り薬などを年寄に用ゐて貰つて、若い者の邪魔をさせるなどは悪い洒落だ。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫