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不労

ふろう
名詞
1
標準
unearned
文例 · 用例
又土地解放の結果は自分達の生活の根柢を破壊するから困ると言はるゝも不労利益を貪つて何等人間の社会生活の上に貢献も努力もしないで労働者小作人の労働の結果を奪つて生活して行く事は決してよく考へられたならば正しい生き方ではない筈だと思ふ。
有島武郎 狩太農場の解放 青空文庫
今のこの世の中で働かず稼がず無職で暮せているということは、その人々がわたし達の生活と全くちがう経済の足場をもって不労所得で生きているということを物語っている。
宮本百合子 春遠し 青空文庫
それで私は、すべての人間が労働道徳の実行者となることを望み、現在のように不労所得に由って衣食する階級と、労働の報酬に由って衣食する階級との対抗をなくして、労働者ばかりの社会となることを要求しているのです。
与謝野晶子 婦人改造の基礎的考察 青空文庫
不労所得つていうのは、まさにこれかと思うんですがね」 と、彼も、相手に通じるような話にもつていこうとすると、「それや、そういうことも、たまにあつていゝと思うわ。
岸田國士 光は影を 青空文庫
資本家や政治家自身に手入れは出来ない迄も、不労所得の代表者と考えられている名流文士や上流婦人の、賭博や不行跡には手を入れる。
戸坂潤 思想と風俗 青空文庫
労働が神聖なら不労働は不神聖に定っている。
佐々木邦 ぐうたら道中記 青空文庫
エルマはまた鞭をふろうとしたがもうその隙がなかった。
田中貢太郎 警察署長 青空文庫
二男の雨谷金成君も、今は学業をおもい切り、故郷にかえって、ともにくわをふろうと思って家にもどったところ、「金成や、おまえは勉強をつづけたがいいぞ。
海野十三 金属人間 青空文庫