色鮮やか
いろあざやか
形容動詞
標準
brightly colored
文例 · 用例
空よく晴れて朝風やゝ肌寒く露の小萩のみだれを吹いて葉鶏頭の色鮮やかに穂先おおかた黄ばみたる田面を見渡す。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
『四十二行聖書』の最初の頁は、色鮮やかな模様で飾られています。
— 富田倫生 『本の未来』 青空文庫
ウラジーミル大公の食堂に今日一皿二十カペイキのサラダがトマトと胡瓜の色鮮やかに並び、シベリアの奥で苔の採集を仕事としている背中の丸い白い髯の小学者が妻と木彫のテーブルについているのを眺めることは絶対に不愉快でありえない、しかし、ゴーリキー自身のためには別なところにソヴェトが室を与えるだろう。
— 宮本百合子 『スモーリヌイに翻る赤旗』 青空文庫
丈なす薔薇、色鮮やかな衝羽根朝顔、小さな淡紅色の花をつけた見上げるような莨の叢立ち、薄荷、孔雀草、凌霄葉蓮、それから罌粟。
— КРАСНЫЙ ЦВЕТОК 『紅い花』 青空文庫
あたりが南国的な雰囲気にあったせいか、その美少女の色鮮やかな原色の紅と黄と青との大胆な洋装が、いかにもしっくりと合って、銀座などで相当行き交う美少女には見馴れていた筈の私が、はあっと眼を見張った位であった。
— 蘭郁二郎 『脳波操縦士』 青空文庫
そしてその笑うたびに、色鮮やかに濡れた脣の間から、並びのよい皓歯が、夏の陽に、明るく光るのであった。
— 蘭郁二郎 『鱗粉』 青空文庫
浜は、この奇怪な殺人事件の起ったのも知らぬ気に、最も張切った年中行事の一つである海岸開きに、溌剌とわき、万華鏡のように色鮮やかに雑沓していた。
— 蘭郁二郎 『鱗粉』 青空文庫
奥蔵の三階の棟木には、安政三年癸戌建之、長谷川卯兵衛|安備と墨色鮮やかに大書してあった。
— 長谷川時雨 『渡りきらぬ橋』 青空文庫
作例 · 標準
熱帯魚の色鮮やかな姿に、子供たちは目を輝かせた。
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市場には色鮮やかな野菜や果物がたくさん並んでいた。
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彼女が描く花はいつも色鮮やかで、見ているだけで元気になる。
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