ガラス戸
ガラスど
名詞
標準
glass door
文例 · 用例
しやうふを塗れるガラス戸を、 学童らこもごもにのぞきたり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
もう夜を呼ぶばかりの凩に耳を澄ましていると、ある時はまだ電気も来ないどこか遠くでガラス戸の摧け落ちる音がしていた。
— 梶井基次郎 『冬の日』 青空文庫
しかしただ書棚の中に並んでいる書物の名をガラス戸越しにながめるだけでも自分には決して無意味ではなかった、ただそれだけで一種の興奮を感じ刺激と鞭撻を感ずるのであった。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
そして棚のガラス戸におぼろげに映る自分の顔をひそかに注意して見た事もある。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
このつかまえにくい頭としっぽをつかまえようというのではないが、世間にうとい一学究の書斎のガラス戸の中からながめたこの不思議な現象のスケッチを心覚えに書きとめておこうというのである。
— 寺田寅彦 『ジャーナリズム雑感』 青空文庫
重いガラス戸をあけて中へはいりますと、おじさんがひとり、たたみのしいてあるところに、あおむけにひっくり返って、新聞を読んでいました。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
さっきは、入口のガラス戸の下までさしていた日ざしが、いまは、上の方に忘れられたように、ほんのすこしのこっているだけです。
— 新美南吉 『いぼ』 青空文庫
それから私は、鏡に映ってゐる海の中のやうな、青い室の黒く透明なガラス戸の向ふで、赤い昔の印度を偲ばせるやうな火が燃されてゐるのを見ました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
作例 · 標準
縁側のガラス戸を開けると、庭の緑が目に飛び込んできた。
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昔ながらの日本家屋では、障子の代わりにガラス戸が使われることも増えている。
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夕暮れ時、ガラス戸に映る自分の姿を見ながら、今日一日を振り返った。
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台風が近づいているので、窓やガラス戸をしっかりと閉めておく必要がある。
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