願状
がんじょう
名詞
標準
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文例 · 用例
流布本太平記巻三十六、細川|相模守清氏叛逆の事を記した段に、「外法成就の志一上人鎌倉より上つて」云祇尼天に足利義詮を祈殺そうとの願状を奉ったのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
「町姫様よりの懇願状!
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
一通は自分の弟宛で、お別れのためのものであり、もう一通は、首都にいる高官宛で、非の打ち所のない嘆願状である。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
「やアやア汝ら不届き者め、諸物価騰貴し生活困難、お政治向きに不服あらば、現職の方々のお上屋敷へ、嘆願状など差し出すべきが至当、しかるを何んぞや今日限り、ご老中を退かれし田沼様の、下屋敷なんどに取り詰めて、乱暴狼藉なそうとは!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
それで私は十一月初めの木曜日か何かに千駄木の先生の所へ出かけたが、然しやはり人前で口を利く勇氣は出ず、かと言つて隅つこに小さくなつて一晩中默つてゐるのは、とてもつまらないので、甄は到頭先生に宛てて、特に自分の爲に別に面會日を作つてもらへないかといふ、嘆願状を書いた。
— 小宮豐隆 『知られざる漱石』 青空文庫
それは、そのころどこかからもらった高価な舶来ビスケットの箱が錠前付きのがんじょうなブリキ製であったが、その上面と四方の面とに実に美しい油絵が描かれていた。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
スカンディナヴィアの田舎には恐ろしくがんじょうで分厚でたたきつけても割れそうもないコーヒー茶わんにしばしば出会った。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
ただし、左の下あごの犬歯の根だけ残っていたのが容易に抜けないので、がんじょうな器械を押し当ててぐいぐいねじられたときは顎骨がぎしぎし鳴って今にも割れるかと思うようで気持ちが悪かった。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
作例 · 標準
地域の代表として、道路の補修を求める願状を市役所に提出した。
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歴史資料館には、農民たちが年貢の軽減を求めて領主に宛てた願状が残されている。
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彼は、自らの無実を訴えるための願状を代筆してくれる人を探していた。
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