高座
こうざ
名詞頻度ランク #29909 · 青空 590 例
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文例 · 用例
もし誰かがカントを引ぱり出して寄席の高座から彼のクリティクを講演させたとしたらどうであったろう。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
「御承知の通り、江戸時代には天一坊をそのままに仕組むことが出来ないので、大日坊とか何とかいって、まあいい加減に誤魔化していたんですが、明治になったのでもう遠慮はいらないということになって、講釈師の伯円が先ず第一に高座で読みはじめる。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
磨出した良い月夜に、駒の手綱を切放されたように飛出して行った時は、もうデロレンの高座は、消えたか、と跡もなく、後幕一重引いた、あたりの土塀の破目へ、白々と月が射した。
— 泉鏡花 『国貞えがく』 青空文庫
すると毎日のやうに其の高座の前に、一見恐ろしい容貌をした男が六七人来て聞いて居る。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
怪んで之を質して見ると、夫れは次郎長の子分共で、若し少しでも間違つた事を云つたなら、直ぐ高座へ躍り上つて燕林を責め糺す気であつたらしいが、燕林の調査が行届いて居て余り間違ひの無いのに感服して帰つて行つたといふ事があつた位である。
— 幸田露伴 『侠客の種類』 青空文庫
その年の秋、二つ井戸天牛書店の二階広間で、校長肝入りの豊沢広昇連中素人浄瑠璃大会がひらかれ、聴衆百八十名、盛会であったが、軽部武寿こと軽部武彦はその時初めて高座に上った。
— 織田作之助 『雨』 青空文庫
金沢はすぐ高座の下が往来だから、よくそこでその地びたの上に寝てゐるのださうだ。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
出席者は泉鏡花、喜多村|緑郎、鈴木|鼓村、市川猿之助、松崎天民などで、蓮の葉に白い強飯を乗せて出し、灯明は電灯を消して盆燈籠を点け、一方に高座を設けて、譚をする者は皆その高座にあがった。
— 田中貢太郎 『怪談会の怪異』 青空文庫
作例 · 標準
落語家が高座に上がり、深々と頭を下げてから話し始めると、会場は一気に静まり返った。
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寄席の最前列で、憧れの師匠が高座で見せる繊細な表情や扇子の動きを間近で堪能した。
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彼にとって、いつか国立演芸場の高座に立つことが幼い頃からの大きな夢だった。
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