尻座
こうざ
名詞
標準
crouching
文例 · 用例
木尻座の筵に、ゆたかに、角のある小判形にこしらへて積んであつた餅を、一枚、もろ手、前脚で抱込むと、ひよいと飜して、頭に乘せて、一つ輕く蜿つて、伸びざまにもとの障子の穴へ消える。
— 泉鏡太郎 『間引菜』 青空文庫
次いで老婆が起上り、火尻座の方から大きなコダシを取出して、何かしら鍋の中へ入れた。
— 知里真志保 『性に関するアイヌの習俗』 青空文庫
その半腹にかかりある巌角の苔のなめらかなるに、一|挺はだか蝋に灯ともしたる灯影すずしく、筧の水むくむくと湧きて玉ちるあたりに盥を据えて、うつくしく髪結うたる女の、身に一糸もかけで、むこうざまにひたりていたり。
— 泉鏡花 『龍潭譚』 青空文庫
5 しょうねんたんていだんのたったひとりのしょうじょだんいん、宮田ユウ子ちゃんは、ルビーでできた赤いカブトムシをもって、じぶんのうちのせっこうざいくのこうばにはいって、なにかやっていました。
— 江戸川乱歩 『赤いカブトムシ』 青空文庫
作例 · 標準
武道の稽古で、基本の姿勢として尻座の形を教わったが、慣れないうちは足がしびれて大変だった。
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彼は床に直接座るスタイルを好み、テレビを見る時はいつも尻座の姿勢でリラックスしている。
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時代劇の撮影現場で、役者が畳の上で綺麗な尻座を決めるシーンを何度もリテイクしていた。
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