歌学
かがく
名詞
標準
poetry
文例 · 用例
新言語を用い新趣向を求めたる彼の卓見は歌学史上特筆して後に伝えざるべからず。
— 正岡子規 『曙覧の歌』 青空文庫
鈴子との歌学びにからむいきさつも所詮そうしたロマンチックな絵本の中の出来事に過ぎなかった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
院は歌人でもあり、歌学者としても一隻眼を具へ八雲御抄の著があつて当時の大宗匠定家にさへ承服しない見識が見えてゐて、晶子さんはそれを嘗て、定家の流に服し給はずと歌つてゐる位のお方だ。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
歌学の上で、ことばと称へて居るものゝ意味は、いづれ第二において述べるが、此処では、情緒と詩歌の内容との間に、ある時間上、価値上の差別があるといふことを知つて貰ひさへすればよい。
— 折口信夫 『和歌批判の範疇』 青空文庫
事物を定義することに無頓着であつた古人は、伝習的に用ゐ来つた歌学上の専用語を、自由に用ゐて居る為に、たゞこゝろといふ一語を以て、趣向にも、亦内容にも通じて使つて居る。
— 折口信夫 『和歌批判の範疇』 青空文庫
さうして此二人の影響と、尚ほかに歌学の伝統を他から継承して、其を綜合して現れたと称せられるのが俊成である。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
顕輔の伝統の所謂六条派の歌学や、歌の師範が起つたのも、当然の順序である。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
其等の間を縫うて、歌学が段々、物になり出した。
— 万葉集以後の歌風の見わたし 『短歌本質成立の時代』 青空文庫
作例 · 標準
彼は平安時代の歌学書をひもときながら、当時の貴族たちの複雑な恋愛模様を読み解いている。
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祖父の書斎には、和歌の修辞法や歴史について詳しく書かれた歌学の専門書が山のように積まれていた。
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大学の卒業論文では、藤原定家の歌学における「有心」の概念について深く掘り下げる予定だ。
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ウィキペディア
歌学(かがく)は、和歌の本質・作法、古歌の解釈、故実、歴史など和歌に関する総てを研究する学問。通常、和歌の本質論は歌論と称し、それ以外の和歌に関する諸知識を求める学問を歌学と称する。
出典: 歌学 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0