歌道
かどう
名詞
標準
versification
文例 · 用例
廿二日、戊午、将軍家火取沢辺に逍遥せしめ給ふ、是草花秋興を覧るに依りてなり、武蔵守、修理亮、出雲守、三浦左衛門尉、結城左衛門尉、内藤右馬允等供奉せしむ、皆歌道に携はるの輩なり。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
将軍家のお歌も、このとしあたりが最も真剣に御労作なされた御時期でございまして、その翌年あたりからは、御歌道にもおこたり、時たま御酒宴の御座興にたはむれのお歌をおよみになるくらゐのもので、まじめに御思案なされてお作りになる事は年に二度か三度、ほとんど数へるくらゐに少くなつてしまひました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
その頃しきりに、おつしやつて居られまして、それは或いは御政務の事に就いておつしやつて居られたのかも知れませぬが、けれどもまた歌道に於いても、その建保元年あたりには、もうそろそろ将軍家の和歌の御研鑽も十年ちかくなつてゐたのではないでせうか。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
立派に短歌道の上からも教養があり鍛練も経ている。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
歌道を嗜み礼儀に篤い翁が、一切をつくした名文ではなかったろうかと思われる。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
昔は公家衆など生活難から歌道の秘事という事を唱え、伝授に托して金を捲き上げた。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
井月は越後生れとのみ郷里を明かにしないが明治廿年三月十日まで、伊那を中心に南信の所々を漂泊し俳諧に終始した、歌道に於ける良寛の如き人であつた。
— 今井邦子 『伊那紀行』 青空文庫
殿上人ではないがちよつとしたことから懇意になつたある若い妻は、かの女が歌道に名高い人であることを知つて、かういふ時でなければ教へを乞ふことが出來ないといふやうに、ちよいちよいその坊をたづねて來た。
— 田山花袋 『道綱の母』 青空文庫
作例 · 標準
この短歌は、古来より伝わる歌道の精神を現代に蘇らせている。
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彼女は歌道を深く学び、その詩情豊かな表現力で多くの人々を魅了した。
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歌道の技術を習得するには、言葉の響きだけでなく、その背景にある文化をも理解する必要がある。
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ウィキペディア
歌道(かどう)とは、和歌の創作や和歌自体に関する学問(歌論・歌学)を追究する学芸を道に擬えたもの。
出典: 歌道 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0