捏造
ねつぞう異読 でつぞう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞多音語頻度ランク #9884 · 青空 206 例
標準
fabrication
文例 · 用例
「俺がみんなと、もう一足といふ所で捏造になる所まで喋舌ることを耕二は知つてゐるからだ」と兄はさう考へると今暗い部屋の中に、小さな蒲団にくるまつて寝てゐるであらう耕二がとてつもなく気味の悪いものに思へた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
………それから愚にもつかない話を、例へば俳優の私生活などを色んなに捏造しては曝け出してお目に掛けた。
— ――飜弄さる 『蜻蛉』 青空文庫
そのためには、多少の捏造があってもかまわなかった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
ミステフィカシオンが、フランスのプレッシュウたちの、お道楽の一つであったそうですから、兄にも、やっぱり、この神秘捏造の悪癖が、争われなかったのであろうと思います。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
無意識に、お得意の神秘捏造をやっていたのでありましょう。
— 太宰治 『兄たち』 青空文庫
」彼等は事件を捏造することを喜ぶ。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
「蛇性の婬」は支那の西湖佳話の翻案であるが、これは馬琴が自ら筆記して、讃州高松藩の家老に送つたものであるから、まさかに翻案や捏造ではあるまいと思はれる。
— 岡本綺堂 『梟娘の話』 青空文庫
「だって僕は、――僕のいおうとしたのは、その調査の結果が、やっぱり僕とあなたとは兄妹ではなくて、その友達が自分も同じようにあなたをすきだったので、そんな出鱈日を捏造したまでであるということなのです……」「ばか!
— 渡辺温 『恋』 青空文庫
作例 · 標準
その研究論文はデータ捏造が発覚し、撤回された。
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彼は証拠を捏造して、無実の罪を着せようとした。
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「あの記事は全くの捏造だ!」と彼は怒り心頭に発した。
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ウィキペディア
捏造(ねつぞう、でつぞう)は、実際になかったことを故意に事実のように仕立て上げること。「捏」の読み方は古くは「デツ」であるため、でっち上げの語源ともなっている。
出典: 捏造 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0