電鈴
でんれい
名詞
標準
electric bell
文例 · 用例
――電鈴の音である。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
来診を報知らせる電鈴がその時鳴つた、「夜遅く………」と唸きながら父は立つて行つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
その日の夕方、雑然と旅衣裳の散らばってる妾達のユーロップ・ホテルの居間の電鈴がさびた音を立てました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
突然、電鈴が私の耳に亀甲町にある、綿花綿布倉庫会社の事業停止による賃金不払のため、従業員のストライキを報らせた。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
だんだんに吟味してみると電鈴自身のこしらえ方がどうしてもほんとうでないらしい。
— 寺田寅彦 『断水の日』 青空文庫
柱の電鈴を圧さるると、小使どんが紅茶を持って来るのじゃった…… 私は卓子の向いに、椅子を勧められて真四角に掛けたのじゃが、硝子窓から筑波山の夕日が射して、その生理学教室を※と輝かした中に、国手の少い姿が、神々しいまでに見えた。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
俄かに澄み切った電鈴の音が式場|一杯鳴りわたりました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
その拍手の中でデビス長老は祭司次長に連れられて壇を下り透明な電鈴が式場一杯に鳴りました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
作例 · 標準
玄関の電鈴が鳴り、来客を知らせた。
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工場の休憩時間を知らせる電鈴が鳴り響いた。
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子供の頃、いたずらで隣の家の電鈴を鳴らして逃げたことがある。
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ウィキペディア
電鈴(でんれい)またはベルとは、電磁石や電動機を利用した鐘を鳴らす機構である。電流が流れるとハンマーが鐘を打ち鳴らし、多くのものは通電中にこの動作をせわしなく繰り返すことで、連続音の発生が可能となっている。電鈴は1800年代の遅くから、鉄道の発車ベルや踏切警報機、電話機や火災報知機、玄関に付ける呼び鈴のほか、学校、工場、刑務所など、集団行動の場における時報や警報として広く用いられてきた。
出典: 電鈴 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0