苦
く
名詞頻度ランク #7768 · 青空 5376 例
標準
pain
文例 · 用例
所でラヴェルなんてバッハが見たら苦労性なデコラトゥールだ。
— 中原中也 『音楽と世態』 青空文庫
どうせ目下が精神の貧寒時代であることは分つてゐますし、詩人が存外の苦吟をするのであることも分つてゐるのですから、もつとあけすけにして、もつと具体的なことを論ずることが、詩壇の急務ではありますまいか。
— 中原中也 『近時詩壇寸感』 青空文庫
宗谷〔一〕宮沢賢治まくろなる流れの岸に根株燃すゆふべのけむりこらつどひかたみに舞ひてたんぽゝの白き毛をふく丘の上のスリッパ小屋に媼ゐてむすめらに云ふかくてしも畑みな成りてあらたなる艱苦ひらくと
— 宮沢賢治 『宗谷〔一〕』 青空文庫
ところで萩原氏は文学的苦労人である。
— 中原中也 『萩原朔太郎評論集 無からの抗争』 青空文庫
彼女は家庭的な女となり、甞て恋の女として苦しんだ様に母としても苦しんだ。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
彼女の遠い祖先のスペインの血は、その顔にも現れて、はげしい苦闘的なものを印してゐた。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
かくてこそ、かの成巧者達が、大抵頸の硬い中庸主義者であり、殆んど理論なくカンでばかり体験し、苦労を咬み殺した人達であることが分ります。
— 中原中也 『我邦感傷主義寸感』 青空文庫
彼の苦い経験の全て、やさしい告白の全ては、アムール・ジョーヌの中にある。
— 中原中也 『トリスタン・コルビエールを紹介す』 青空文庫
標準
duhkha (suffering)