懐孕
かいよう
名詞
標準
pregnancy
文例 · 用例
五九巻に、〈陝西竜泉、相伝う毎春夜牝馬を放ち、この泉水を飲ましめ自ずから能く懐孕す、駒生まれて毛なく、起つ能わず、氈を以てこれを裹めば数日内に毛生ず、三歳に至らざるに、大宛馬とほぼ同じ〉。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
手のこんだ、厚い、いくらか、はしッかいような毛布だ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
肋膜炎、腎臓炎、胃かいよう、心臓弁膜不全症――内科と外科は別だった。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
硬いような、柔らかいような、なんともいえない一種特別の物質である。
— 梶井基次郎 『愛撫』 青空文庫
マタイ十章、二八、「身を殺して霊魂をころし得ぬ者どもを懼るな、身と霊魂とをゲヘナにて滅し得る者をおそれよ」この場合の「懼る」は、「畏敬」の意にちかいようです。
— 太宰治 『トカトントン』 青空文庫
王子のほうでは、ほかにだれかいようとは夢にも知らず、ただひとり、明るいお月さまの光をあびて立っていました。
— ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 『人魚の姫』 青空文庫
彼は暖かいような、薄ら眠いような、なんともいえない心持で、庭の冬木立ちのあいだをくぐりぬけて、ふらふらと表門の外へ出ると、月はいよいよ明るかった。
— 岡本綺堂 『鷲』 青空文庫
最後に、その唇の、幽冥の境より霞一重に暖かいように莞爾した時、小児はわなわなと手足が震えた。
— 泉鏡花 『夫人利生記』 青空文庫