胎児
たいじ
名詞頻度ランク #12813 · 青空 355 例
標準
fetus
文例 · 用例
腹では胎児がむく/\と内部から皮を突っぱっていた。
— 黒島傳治 『浮動する地価』 青空文庫
しかし胎児には異状はなかったらしかった。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
胎児の蝋細工模型でも、手術中に脈搏が絶えたりするのでも、少なくも感じの上では「死の舞踊」と同じ感じのもののように思われる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(2)』 青空文庫
気候の変化が人間の生理にも若干の影響があるかもしれないとすると、それが胎児の特異性に多少の効果を印銘することが全然ないとも限らないし、そうなると生まれ年の干支とその人の特性とが、少なくもある期間については多少の相関を示す場合がないとも言われないような気がして来るのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
近所で聞きあわせて、塚のぬしの夫へ知らせてやると、夫をはじめ一家の者が駈けつけて、試みに塚を掘返すと、女の顔色は生けるがごとくで、妊娠中の胎児が死後に生み出されたものと判った。
— 岡本綺堂 『餅を買う女』 青空文庫
上層階級の空気を吸って来た民子が、良人に死に訣れ、胎児をも流した果てに、死から蘇って新橋へ身を投じたのも、あながち訳のわからぬ筋道でもないのであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
やがて駐在所から、新しい自転車に乗った若い巡査がやって来て掘り出してみると、六ヶ月位の胎児で、死後一週間を経過していると推定されたので、いくらもないその部落の中の女が一人一人に取り調べられたが、怪しい者は一人も居なかった。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
その蟻とか……蠅とかいうのは……アノ胎児の足にたかっていた虫のことかえ……」「ホホホホホホそんなものじゃないわよ。
— 夢野久作 『いなか、の、じけん』 青空文庫
作例 · 標準
「超音波検査で、胎児の成長が順調であることが確認された。」
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「母体への負担を考慮し、胎児の健康状態を注意深くモニタリングしている。」
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わあ、可愛い!画面のあの子、胎児だって!
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ウィキペディア
胎子 とは、生物学上は胎生の動物の母体の中で胚が器官原基の分化が完了してから出産までの成長中の子を指す。ヒトの胎子を特に胎児という。
出典: 胎児 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0