凝議
ぎょうぎ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
deliberation
文例 · 用例
その当時の玄洋社員は筆者の覚束ない又聞きの記憶によると頭山満が大将株で奈良原到、進藤喜平太、大原|義剛、月成勲、宮川太一郎なぞいう多士済々たるものがあったが、この風聞に就いて種々凝議した結果、とにも角にも頭山と奈良原に行って様子を見てもらおうではないかという事になった。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫
それより前に、私部小室は十五人のものゝ自首に逢うて、事の六つかしかるべきを憂ひつゝ、一門のものをつどへて凝議中のところであつた。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
「コチラ様では、もしや看護婦が御入用ではございませんかしら……」 診察室の装飾に就いて家具屋と凝議をしていた私の姉と、妻の松子とは、顔を見合わせて彼女の勇敢さに感心したという。
— 夢野久作 『少女地獄』 青空文庫
I総監は捜索の人々と共に深更まで外相官邸に留まって、今後の捜索方針を凝議したが、犯人捜索の責任は自分の双肩にかかっているので、さすがに興奮の色をその顔に浮べていた。
— 小酒井不木 『外務大臣の死』 青空文庫
そして、門を閉じ、警戒を厳重にして、書院で、凝議した。
— 直木三十五 『南国太平記』 青空文庫
ために役場の楼上には緊急村会がひらかれて対策が凝議せられた。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
再び緊急村会が召集されて対策が凝議されたが、余は特に次のような発言を行った。
— 坂口安吾 『中庸』 青空文庫
残された幹部が額をあつめて凝議したが埒があかない。
— 坂口安吾 『現代忍術伝』 青空文庫