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帷幕

いばく
名詞
1
標準
curtain
文例 · 用例
さいわい、山崎氏には、浅見、尾崎両氏の真の良友あり、両氏共に高潔俊爽の得難き大人物にして帷幕の陰より機に臨み変に応じて順義妥当の優策を授け、また傍に、宮内、佐伯両氏の新英|惇徳の二人物あり、やさしく彼に助勢してくれている様でありますから、まずこのぶんでは、以後も不安なかるべしと思います。
太宰治 砂子屋 青空文庫
さいはひ、山崎氏には、淺見、尾崎兩氏の眞の良友あり、兩氏共に高潔俊爽の得難き大人物にして帷幕の陰より機に臨み變に應じて順義妥當の優策を授け、また傍に、宮内、佐伯兩氏の新英惇徳の二人物あり、やさしく彼に助勢してくれてゐる樣でありますから、まづこのぶんでは、以後も不安なかるべしと思ひます。
太宰治 砂子屋 青空文庫
――帷幕が下りると、……燕尾服の口上じゃない――薄汚い、黒の皺だらけの、わざと坊さんの法衣を着た、印度人が来て、袖を曳いて、指示をしながら、揚幕へ連れ込んで、穴段を踏んで、あの奈落……きみもよく知っていようが、別して地方劇場の奈落だよ。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
島には鎌倉殿の定紋ついた帷幕を引繞らして、威儀を正した夥多の神官が詰めた。
泉鏡花 伯爵の釵 青空文庫
いま憂鬱の重たくたれた黒いびらうどの帷幕のかげをさみしく音なく彷徨するひとつの幽しい幻像はなにですか。
萩原朔太郎 蝶を夢む 青空文庫
感傷詩論感傷至極なれば身心共に白熱す、電光を呼び、帷幕を八裂するも容易なり。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
山峡の疎林の外れに兵車を並べて囲い、その中に帷幕を連ねた陣営である。
中島敦 李陵 青空文庫
義元兵を制しようと帷幕を掲げた処を例の桑原甚内が見付けてかかったが近習の士の為にさえぎられて斬られた。
菊池寛 桶狭間合戦 青空文庫
作例 · 標準
将軍は帷幕の中で、次の戦の戦略を練り、部下たちに指示を出していた。
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劇場の帷幕が上がり、壮大な舞台装置と俳優たちが姿を現した。
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夜会では、豪華な帷幕が会場全体を荘厳な雰囲気に包み込んでいた。
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