帳
とばり
名詞頻度ランク #4508 · 青空 1657 例
標準
curtain
文例 · 用例
〔ゆがみつゝ月は出で〕宮沢賢治ゆがみつゝ月は出でうすぐもは淡くにほへり汽車のおとはかなく恋ごゝろ風のふくらしペンのさやうしなはれ山の稜白くひかれり汽車の音はるけくなみだゆゑ松いとくろしかれ草はさやぎてわが手帳たゞほのかなり
— 宮沢賢治 『〔ゆがみつゝ月は出で〕』 青空文庫
勧進帳の前が予定食事時間、三十分の休憩。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
例へば安宅の関で弁慶が勧進帳とて読み上げる巻物の正体を、覗かれかゝると笑ふ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
勧進帳が終つて喫煙室に這入ると、「好いですね、好いですね、よくやりますね」と一人の爺々ィが云つてゐた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
そこへやつて来た五十くらゐの女が、いきなりその二人に向つて、「わたしや勧進帳はだい嫌ひ、眠くなつちやつた」と云つた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
私ははじめその女が爺々ィの女房ででもあるのかと思つてゐたが、さう云つてまた忽ちその女が向ふへゆくと、爺々ィが、「まあ、どこから出て来た女か知れないけれど、勧進帳で眠くなるなんて、呆れた奴だ」と云つて笑つた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
私は中幕の勧進帳までしか見なかつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
そんなら、もっと早くから言えば何か方法もあったのに、いまさら、そんな事を言い出しても無理だとは思ったが、とにかく私は控室から料理屋の帳場に電話をかけた。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
作例 · 標準
劇が始まると同時に、重厚な帳がゆっくりと左右に開いていった。
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部屋の温度を保つために、窓には厚手の帳を垂らして寒さを凌いでいる。
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古い舞台裏には、色あせた絹の帳が埃をかぶったまま放置されていた。
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標準
veil (of darkness, mystery, etc.)
作例 · 標準
太陽が沈み、静かな森に夜の帳が降りてきた。
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真実を隠すように、深い霧の帳が周囲の景色を飲み込んでいった。
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彼は自らの過去を沈黙の帳で包み、決して語ろうとはしなかった。
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