陣幕
じんまく
名詞
標準
camp enclosure
文例 · 用例
人夫よ はやく夏草を刈りつくせ狼火をあげよ 烟を空にたなびかせよ空想の陣幕を野邊にはつてまぼろしの宴樂をほしいままにせよ。
— 萩原朔太郎 『敵』 青空文庫
張り廻された陣幕である。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
見えぬ敵 陣幕の中央に床几がある。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
いやいや一個恐ろしいものが、陣幕の隅に据えてある。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
陣幕のそとには二頭の馬が、バリバリ草を食っている。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
」というと天草時行、床几から離れて槍をとり、陣幕をくぐってそとへ出た。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
」「葵のご紋だ、葵のご紋だ」 その時であった、陣幕の外から、「天草殿へ申し上げます」こういう声が聞こえてきた。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
文三さんとやら、さあおはいり」 声に応じて陣幕をかかげ、恐る恐る姿をあらわしたのは、さっき盆地を駈けあがり、天草の部下にとらえられた男、楠右衛門の子の文三であった。
— 国枝史郎 『剣侠受難』 青空文庫
作例 · 標準
武将は、戦場に到着するとすぐに陣幕を張るよう命じた。
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陣幕の中は、兵士たちの談笑や武器の手入れをする音で賑わっていた。
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「おい、陣幕が風で飛ばされそうだぞ!しっかり固定しろ!」と、兵士は叫んだ。
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