背教
はいきょう
名詞
標準
apostasy
文例 · 用例
彼の痛ましい悲壯な生涯は丁度ローマの哲學皇帝、背教者ジユリアンの悲劇を聯想させる。
— 萩原朔太郎 『足利尊氏』 青空文庫
阿蘭陀人を背教者の故をもってか、ずいぶん憎がっているような素振りも見えるので、阿蘭陀人をして直接シロオテと対談させることもならず、奉行たちはたいへん困った。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
息子の文学者志望宣言(父は初め息子をもエンジニーアに仕立てようと考えていたのだが)は、どうにか之を認め得た父親も、その背教だけは許せなかった。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
たとえば、モルモンの教義を奉じたのにもかかわらず、背教あるいは棄教しようとした者たちだ。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
そして彼らの内にある者は早くすでに立派にキリスト教を「卒業」して今は背教者をもって自から任ずる者もあります。
— 内村鑑三 『後世への最大遺物』 青空文庫
もしメレジュコフスキーの「背教者ジュリアノ」や「先駆者ダ・ヴィンチ」などを読んだ人は、その中に書かれた邪教の偶像がその邪教徒等に取って如何なるものであったかを、感ずる筈である。
— 豊島与志雄 『偶像に就ての雑感』 青空文庫
「神々の死」別名「背教者ジュリアン」は、基督教と希臘思想の闘争時代である四世紀の羅馬に於ける史実を描いたものである。
— 直木三十五 『大衆文芸作法』 青空文庫
「神殿を荒らす背教者でござるぞ!
— 国枝史郎 『生死卍巴』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自らの信念を貫くため、国教を捨てて背教の道を選ぶという過酷な決断を下した。
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当時の社会において、背教は神への冒涜であり、最も忌むべき罪と見なされていた。
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厳しい拷問に耐えかねて一度は背教を宣言したが、心の中では信仰を守り続けた。
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