信仰心
しんこうしん
名詞
標準
(religious) piety
文例 · 用例
自由の利く者は誰しも享楽主義になりたがるこの不穏な世に大自由の出来る身を以て、淫欲までを禁遏したのは恐ろしい信仰心の凝固りであった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
母は働く一方の女で学問はなかったが、深い信仰心を持っていた。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
彼は突然、信仰心を起したといふわけではなかつた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
その神秘をドン底まで探偵して、電子の作用に過ぎない事を計数の上で嘲笑し、その信仰心理を徹底的に分析して、|+−0式な利己人の表現に過ぎないと喝破し、一切の美を醜悪な、又は単純無趣味な、直線、もしくは曲線にまで分解し、罵倒しつくした。
— 夢野久作 『甲賀三郎氏に答う』 青空文庫
また当局は、合祀によって郷党の信仰心を高め、おびただしく基本金を集め得たる等、その効果著し、と言明する由を記せり。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
邦人はまた急に信仰心が薄くなり、神社に詣るも家におるも感情に何の異りなく、その上合祀で十社二十社まるで眼白鳥が籠中に押し合うごとく詰め込まれて境内も狭くなり、少し迂闊とすれば柱や燈架に行き中り、犬の屎を踏み腹立つのみ。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
然しながら、社会の機構が生み出している複雑な利害の分裂、悪徳、悲惨、戦争の惨禍などを、農民の素朴な信仰心で根絶しうるものでもないし、又そのような現実生活を、あるとおりの社会の中で実現し得るものでもない。
— 宮本百合子 『ジャンの物語』 青空文庫
さらに信仰心もある――それはとても現実的でかつとても素朴なものである――信仰心は仏と神を庇護者に持ち、日本人としての節度のあるものであればどんな願いでも憚かりなく願うのである。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は深い信仰心を持っており、どんな時も神に感謝を捧げる。
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祖母の信仰心は厚く、毎朝欠かさずお祈りをしている。
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信仰心は、多くの人々にとって心の支えとなっている。
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