艶々しい
つやつやしい
形容詞
標準
glossy
文例 · 用例
そして、艶々しい黒髮も、ふくよかな片頬の肉も、黒み勝ちな瞳も、何時も潤んだその赤い脣も――すべてはお前の姿から忘れられてしまつたやうに思はれた。
— 南部修太郎 『疑惑』 青空文庫
新吉は夫人のしつこさに復讐したような小気味よさを感じたが、年若な娘の放散する艶々しい肉体の張りに夫人の魅力が見る/\皺まれて行くのも気の毒だった。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
……島田髷の艶々しい、きゃしゃな、色白な女が立って手伝って、――肥大漢と二人して、やがて焜炉を縁側へ。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
茎は丈夫だし、葉は艶々しい。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
――二晩大雨が続いた後の、空は瑠璃色に光つて、遥かの山々の肌がまばらな雪の間から艶々しい青黛を輝かせてゐた。
— 牧野信一 『繰舟で往く家』 青空文庫
やがて何の跡形もなくお前も私も散つてしまふであらうあゝ、窓の外には暗い冷たい幔幕が垂れ下り花の上にも夕暮れがせまつてきた艶々しい潮の上のただ一瞬の光りもの葡萄の房のやうな帆をあげてゐる。
— 詩集(1)初期詩篇 『小熊秀雄全集-2』 青空文庫
お母様は結い上げたばかりの艶々しい丸髷に薄化粧をして、御自分でお染めになった青い帷子を着ておいでになりました。
— 夢野久作 『押絵の奇蹟』 青空文庫
」 連中の青息は穴のあいた風琴のやうに手応えもなくなり、狸腹や狐憑きの姿も消え失せて、阿父は道具立てばかりが依然として艶々しい独り舞台で腕組をしてゐるのが目立つた。
— 牧野信一 『熱海線私語』 青空文庫
作例 · 標準
美容液を使った翌朝、肌がつやつやしく潤っているのを実感した。
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磨き上げられた古い家具は、つやつやしい光沢を放ち、部屋の雰囲気を変えた。
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彼女の長い黒髪は、手入れが行き届いていてつやつやしかった。
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