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海狸

かいり異読 うみだぬき
名詞
1
標準
beaver
文例 · 用例
』『さあ、まあイーハトヴの冬の着物の上に、ラツコ裏の内外套ね、海狸の中外套ね、黒狐表裏の外外套ね。
宮沢賢治 氷河鼠の毛皮 青空文庫
イーハトヴの冬の着物の上にねラツコ裏の内外套と海狸の中外套と黒狐裏表の外外套を着ようといふんだ。
宮沢賢治 氷河鼠の毛皮 青空文庫
これはある動物(例せば海狸)は、平等制ゆえ君主政治の民が上等だというに等しく、それと同時にある動物(例せば蜂蟻)は君主制ゆえ平等政治の民が上等だといい得るを忘れた論じゃ。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
ただ麝、麝鼠、麝牛、霊猫、海狸等の体より分泌する諸香に遠く及ばねど、諸獣の胆や頑石や牡具の乾物も多少その用に充て得と言い置く。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
海狸ハ能ク其舍ヲ作ル者ナルニ、捕ヘテ之ヲ園舍中ニ置ケドモ猶木片ヲ集メテ舍ヲ作ラムト欲スルガ如シ。
西周 人智論 青空文庫
ところで僕は若いときからいかものが好きであって、永い年月の間に鹿、狸、狐、猿、鼠、猫、栗鼠、木|鼬、羚羊、犬、鯨、海狸、熊、穴熊、猪、土竜など、内地の獣類は、いろいろ食べたことがある。
佐藤垢石 香熊 青空文庫
このときの料理は、狸汁のように葱と蒟蒻を味噌汁のなかへ刻み込み、共に穴熊の肉を入れて炊いたのだが、海狸の肉に似ていると思った。
佐藤垢石 香熊 青空文庫
かたわらなるは、十七八歳の令嬢ふうの美婦人、座席の上に横坐りして絹靴下の蹠を広く一般に公開し、荷物棚から真田紐でつるした一個二|法の貸し枕に河童頭をもたらせ、すやすやと熟睡する相好は、さながら動物図鑑の※画に描ける海狸もかくやと思われるばかり、世にも愛らしき眺めであった。
謝肉祭の支那服 ――地中海避寒地の巻―― ノンシャラン道中記 青空文庫