塩魚
しおざかな
名詞
標準
salted fish
文例 · 用例
また塩魚類|鰹節の乾燥とか寒天の凍結とかいう製造方面の事柄にも物理学応用の範囲は意外に広大であるように見受けられる。
— 寺田寅彦 『物理学の応用について』 青空文庫
仁淀 坪井博士はチャム語「ニオト」塩魚、塩肉としている。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
仁淀川と塩魚は縁が薄いが材木とは縁が深い。
— 寺田寅彦 『土佐の地名』 青空文庫
丁度ボルネオの沿岸を航行していた船の若い店員に手紙と電報で事情の経緯を簡単に述べ、あらためて、私が仲に立つ旨を云い遣ると、店員からは案外喜んだ承諾の返事が来て、但、いま船は暹羅の塩魚を蘭領印度に運ぶために船をチャーターされているから、船も帰せないし、自分も脱けられない。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
積荷の塩魚のにおいの間から、ふとすると、寒天や小豆粉のかすかなにおいがする。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
何で打たれても打たれて佳いというものがあるはずは無いが、火を見ぬ塩魚の悪腥い――まして山里の日増しものの塩鯖の腐りかかったような――奴のは幾条にも割れ裂ける、それでもって打たれるので※の裂目のひりひりしたところが烈しく触るから、ごくごく浅い疵ではあるが松葉でも散らしたように微疵が顔へつく。
— 幸田露伴 『雁坂越』 青空文庫
従て浜に出ると平戸、五島、薩摩、天草、長崎等の船が無塩、塩魚、鯨、南瓜、西瓜、たまには鵞鳥、七面鳥の類まで積んで来て、絶えず取引してゐたものだつた。
— 北原白秋 『水郷柳河』 青空文庫
もう醤油がなくなつた(それを買ふことが出来れば問題はない)、まだ味噌がある、塩がある、菜葉もあれば塩魚もあるぢやないか。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
作例 · 標準
祖父は酒の肴に、いつも炙った塩魚を少しずつ摘まんでいた。
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朝市の通りには、天日で干された様々な種類の塩魚が並んでいる。
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「塩魚は塩抜きの手加減一つで、料理の仕上がりが決まるんだ」
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