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妖女

ようじょ
名詞
1
標準
enchantress
文例 · 用例
もう一つの説によると、「玉虫色の小さな馬に乗って、猩々緋のようなものの着物を着て、金の瓔珞をいただいた」女が空中から襲って来て「妖女はその馬の前足をあげて被害の馬の口に当ててあと足を耳からたてがみにかけて踏みつける、つまり馬面にひしと組みつくのである」。
寺田寅彦 怪異考 青空文庫
あの露を帶びた色は、幽に光をさへ放つて、たとへば、妖女の艷がある。
泉鏡太郎 くさびら 青空文庫
彼女がこれ程に深刻な魅惑力を発揮し得ようとは今までに一度も想像し得なかった程で、私は思わず心の中で……妖女……妖女……浴室の中の妖女……と叫んだほどに、烈しい熱情と、めまぐるしい艶美さとをあらわしつつ私の眼の前に蔽いかかって来たのであった。
夢野久作 鉄鎚 青空文庫
少女はもう何事も諦め、気を更へて、運命の浪の水沫を戯ぶ無邪気な妖女神のやうな顔つきになつてゐる。
岡本かの子 小町の芍薬 青空文庫
さるほどに日も暮がたとなりぬれば、あたりの樟の薄ら闇しのびにつのる灰色の妖女の冷やきうすわらひ。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
ふと、ひらく汀の瞳くろぐろと、冷やにならびうかがへる妖女のつらね肋骨の相摩るごとき笑して灰色の髪音もなくさばくと見れば、そこここに首もたげゆく蛇のむれ、ああまたもとの幽鬱に主消えしづむ。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
その湖水の底には、妖女の王さまが、三人の王女と一しよに住んでゐました。
鈴木三重吉 湖水の鐘 青空文庫
王さまは、夏になると、空の青々と晴れた日には、よく、小さな妖女たちをつれて、三人の王女と一しよに、真珠の舟に乗つて出て来て、湖水の岸のやはらかな草むらへ上りました。
鈴木三重吉 湖水の鐘 青空文庫
作例 · 標準
旅人は、森の奥で出会った美しい妖女に心を奪われた。
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物語の妖女は、甘い言葉で人々を誘惑する。
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映画に登場する妖女の衣装は、とても妖艶で印象的だった。
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