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残雪

ざんせつ
名詞
1
標準
remaining snow
文例 · 用例
白馬岳の又の名を越後方面では大蓮華山といっている、或人の句に「残雪や御法の不思議蓮華山」とあるからは、これも一朶の白蓮華、晶々たる冬の空に、高く翳されて咲きにおうから、名づけられたのかも知れない。
小島烏水 梓川の上流 青空文庫
向って蝙蝠岳の残雪が、銀光りに輝いて、その傍に三角測量標が、空を突いて立っている、間の岳(赤石山脈)は森に隠れて見えない、冷い風が、暗い穴からでも来るように、ひいやりと吹く、鳥はひんから、ひんからと、朗らかに囀ずる、登るに随って、蝙蝠岳はほぼ正西に、間の岳は北西に、いずれも残雪白く、光輝を帯ぶ。
小島烏水 白峰山脈縦断記 青空文庫
前の峰からは、大残雪が横尾の谷へと白く走っている、御幣岳からずり下りに、梓川の方へと立て廻わす大岩壁は、屏風岩とも、仙人岩とも言うそうで、削ったようなのが、大手をひろげて立ち塞がっている、東の空にピラミッド形をしてそそり立っているのは、常念岳らしい。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
石小舎の前には、樺や偃松が、少しは生えて、生々しい緑が捨てられている、谷底一杯は石の破片で埋まっていると言って、いいくらいで、白壁のような残雪が、崖の腹からくずれかかってその破れ石の上を、継ぎ剥ぎに縫っている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
間もなく南岳の三角測量標に着いた、岳という名はつけられたものの、緩やかな高原の一部で、測量標の東面からかけて、谷に向いて、一丈あまりもあろうとおもう高い残雪が、天幕でも張ったように、盛り上っている。
小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ 青空文庫
頂上からかけて、七合下りまで、銀流しの大雪が、槍ヶ岳の雪渓にちょっと似ているが、八月半ごろまでには大抵溶けて、九合目以上のと、内院火口にへばりついている残雪だけが、万年雪として残るらしい。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
その少量の取り残された残雪も氷河となって、遅緩なる運動を以て、山から下りて来るのである。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
日本北アルプスなる飛騨山脈を観ると、ここは冬は西風が強くて、東の方へ吹きなぐるため、夏日の残雪も、東の方に多量に堆積している。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
作例 · 標準
五月になっても、山々の北斜面には白い残雪が斑模様を描いている。
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春の訪れを告げる福寿草が、溶け残った残雪の間から顔を出していた。
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残雪を踏みしめながら、冬の名残を感じつつ登山道を登っていく。
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ウィキペディア曖昧さ回避

冬の間に降り積もった雪が、春になっても融けずに残っている状態。 椋鳩十の小説、『大造じいさんとガン』に出てくる大造じいさんが名付けた架空の雁の頭領。大造じいさんのライバルとして登場。 1968年の映画作品。日活制作。舟木一夫主演。 北島三郎が1975年に発売したシングル。同年のNHK紅白歌合戦でも歌唱。 中国の作家。残雪 (作家)

出典: 残雪 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0