主家
しゅか異読 しゅけ
名詞
標準
employer's house
文例 · 用例
」――母の疳高い声が主家の方から聞えて来た。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
私は主家の方へ出て行つた。
— 中原中也 『その頃の生活』 青空文庫
要するに、従来のいわゆる統計物理学は物理学の一方の庇を借りた寄生物であったのであるが、今ではこの店子に主家を明け渡す時節が到来しつつあるのではないか。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
滅びた主家の家臣らが思い思いに離散して行く感傷的な終末に「荒城の月」の伴奏を入れたのは大衆向きで結構であるが、城郭や帆船のカットバックが少しくど過ぎてかえって効果をそぐ恐れがありはしないか。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
主家の大きな門の前に来た。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
憂きことのなほこの上に積れかし 限りある身の力試めさん これは尼子十勇士の一人の山中鹿之助が主家の再興を図りましたけれども、ほとんど絶望であることが発見されてのち詠み出でた歌であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
正直に何もかも話してくれたようであるが、用人とても主家の迷惑になるようなことは口外しなかったに相違ない。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
猪野は小さい時分から、米の大問屋へ奉公にやられ、機敏に立ち働き、主人の信用を得ていたが、主人が亡くなり妻の代になってから、店を一手に切りまわしていたところから、今までの信用を逆に利用し、盛んに空取引の手を拡めて、幾年かの間に大きな穴をあけ、さしも大身代の主家を破産の悲運に陥れたものであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
若い武士は、**主家**のために命を懸けて戦った。
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彼は、恩義を感じる**主家**に仕えることを誓った。
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**主家**の繁栄は、家臣たちの団結によって支えられていた。
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