小才
しょうさい異読 こさい
名詞
標準
cleverness
文例 · 用例
かつて菊池寛氏は某所に於て、今日の如き科學時代には、詩は衰滅の一路をたどるのみだと言つたが、この「科學時代」といふ言葉を、もし菊池氏の主觀に於て、夢を忘れた小常識人や、世渡り上手の小才智人のみが横行する時代、即ち要するに「小常識的俗物時代」といふ意味に解するならば、正にまちがひなく眞理である。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
今日の日本の學校教育は、いたづらに子供を小常識人化し、小才智人化し、チンピラ小學生の侏儒を作ることを以て、究極の目的としてる如く思はれる。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
女の浅い知恵と中小姓の小才覚とが一つになって、組み上げられたのが今度の狂言であった。
— 朝顔屋敷 『半七捕物帳』 青空文庫
いわんや私たち小才は、ぶん殴られて喜んでいたのじゃ、制作も何も消えて無くなる。
— 太宰治 『鬱屈禍』 青空文庫
小才だけでは、どうにもならぬ。
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
丁度淨土門の信者が他力本願に頼る以上は憖じ小才覺や、えせ物識を棄てて仕舞はねばならぬやうなものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
また小才子の英語の先生がゐた。
— 南部修太郎 『猫又先生』 青空文庫
松川は腹立たしげに「其が馬鹿智慧と謂ふもんだ、馬鹿に小才のあるのはまるつきりの馬鹿よりなほ不可い。
— 泉鏡花 『妖怪年代記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は小才が利くので、ちょっとしたトラブルならその場で解決してしまう。
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あまり小才に頼りすぎると、大きなチャンスを逃してしまうこともあるだろう。
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彼の小才を弄した振る舞いは、周囲の人間から反感を買うことが少なくなかった。
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