悪賢い
わるがしこい
形容詞
標準
cunning
文例 · 用例
悪賢い小商人がいちばん活々して生きてゐるといふ有様だ。
— 中原中也 『生と歌』 青空文庫
そうかといって(大抵の邪悪な顔には何処か狡い賢さがあるものだが)悪賢いという柄でもない。
— ――ミクロネシヤ巡島記抄―― 『環礁』 青空文庫
しかも悪賢いといってもよいほど、怜悧であることがわかった。
— 菊池寛 『船医の立場』 青空文庫
――この油断のない、貪欲で悪賢い鳥に対して、わたしはずっと前から憎悪をいだいていたのである。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
おとなりの坊ちやんが山兎の仔を二匹捕へて来てゐる、山の日向で遊んでゐるところを捕へたといふ、親兎が心配してゐることだらう、私はいつも思ふ、人間ほど得手勝手な、残忍な、恥知らずの、悪賢い動物は他にゐない!
— 種田山頭火 『松山日記』 青空文庫
もとより、スーラーブは、悪賢い旅商人などの云うことを、何処まで信用してよいものか、弁えるべきことは知っていた。
— 宮本百合子 『古き小画』 青空文庫
――それに友達が来るしね、仕舞いには皆が便宜を計ってくれてね、会計に居た津田なんて男――大胆な、悪賢い人でしたが、随分危険な真似するのよ、津田さんお花見に行きたいんだが金を都合して来て下さい、十五円て云うとね、うん、よしって、社の方へ沢山為替や何か来るでしょう?
— 宮本百合子 『斯ういう気持』 青空文庫
実際又彼は彼女の目には妙に悪賢い男らしかった。
— 芥川龍之介 『玄鶴山房』 青空文庫
作例 · 標準
その詐欺師は悪賢い手口で、多くの人々から大金をだまし取った。
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彼はただ頭がいいだけでなく、目的のためなら手段を選ばない悪賢い一面も持っている。
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昔話に出てくる狐は、しばしば人間をだます悪賢い動物として描かれる。
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