夥多
かた
形容動詞名詞頻度ランク #3229 · 青空 125 例
標準
many
文例 · 用例
一般生活はいざ知らず、由来芸術とは、芸術家自身の統一夥多がなさしめるわざではないか。
— 中原中也 『感情喪失時代』 青空文庫
渠は清国の富豪|柳氏の家なる、奥まりたる一室に夥多の人数に取囲まれつつ、椅子に懸りて卓に向えり。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
ものの色もすべて褪せて、その灰色に鼠をさした湿地も、草も、樹も、一部落を蔽包んだ夥多しい材木も、材木の中を見え透く溜池の水の色も、一切、喪服を着けたようで、果敢なく哀である。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
……また芸者の身になって見りゃ、迷惑な事は夥多しい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
稲荷堂の、背裏から、もぞもぞと這出して、落ちた長襦袢に掛って、両手に掴んだ、葛木を仰ぎ見て、夥多たび押頂いたのは赤熊である。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
ほうほう」――神職 言語道断、ただ事でない、一方ならぬ、夥多しい怪異じゃ。
— 泉鏡花 『多神教』 青空文庫
ものの色もすべて褪せて、其灰色に鼠をさした濕地も、草も、樹も、一|部落を蔽包むだ夥多しい材木も、材木の中を見え透く溜池の水の色も、一切、喪服を着けたやうで、果敢なく哀である。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
弦月丸の舷梯へ達すると、私共の乘船の事は既に乘客名簿で分つて居つたので、船丁は走つて來て、急はしく荷物を運ぶやら、接待員は恭しく帽を脱して、甲板に混雜せる夥多の人を押分るやらして、吾等は導かれて船の中部に近き一|等船室に入つた。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
作例 · 標準
その事件には、夥多な憶測が飛び交った。
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古代遺跡からは、夥多な数の土器が出土した。
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彼の研究室には、夥多な資料が積み上げられている。
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