翻訳書
ほんやくしょ
名詞
標準
translation
文例 · 用例
彼の出した本にどんな本があるかも知らないが、リヴィエールのランボオ論とモオリヤックのイエス伝――結局彼の死の前年に出した此の二つの翻訳書だけが私の頭に残つてゐる。
— 中原中也 『逝ける辻野君』 青空文庫
その証拠には、芸術映画に関する色々の著書や翻訳書が沢山に出版されているにもかかわらず、教育映画に関する書物や論文が、あるかもしれないがあまり普通には見当らないのである。
— 寺田寅彦 『教育映画について』 青空文庫
この楠さんはまたゲーテの「狐の裁判」の翻訳書を貸してくれた人である。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
翻訳書を見ていると時におもしろいことがある。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
」 とそう言って、手垢のついたその翻訳書を感慨ふかそうに頁を繰っていた。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
西洋事情や輿地誌略の盛んに行われていた時代に人となって、翻訳書で当用を弁ずることが出来、華族仲間で口が利かれる程度に、自分を養成しただけの子爵は、精神上の事には、朱子の註に拠って論語を講釈するのを聞いたより外、なんの智識もないのだが、頭の好い人なので、これを読んだ後に内々自ら省みて見た。
— 森鴎外 『かのように』 青空文庫
そこで翁は新しい翻訳書を幾らか見るようにしていた。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫
素とフウフェランドは蘭訳の書を先輩の日本訳の書に引き較べて見たのであるが、新しい蘭書を得ることが容易くなかったのと、多くの障碍を凌いで横文の書を読もうとする程の気力がなかったのとの為めに、昔読み馴れた書でない洋書を読むことを、翁は面倒がって、とうとう翻訳書ばかり見るようになったのである。
— 森鴎外 『カズイスチカ』 青空文庫
作例 · 標準
彼の書斎には、世界中の文学作品の翻訳書がぎっしりと並んでいる。
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この分野の専門書は、まだ日本語の翻訳書が少ないのが現状だ。
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原文と翻訳書を読み比べることで、より深い理解が得られるだろう。
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