館員
かんいん
名詞頻度ランク #43702 · 青空 74 例
標準
personnel (of public building)
文例 · 用例
かの地の大使館員でMという人と知り合いになったがその人がラッパのない、小さな戸棚のような形をした上等の蓄音機をもっていた。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
しかも余が閲覧室へ這入ると隣室に居る館員が、無暗に大きな声で話をする、笑う、ふざける。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
余の居宅の近所にも犬は大分居る、図書館員の様に騒ぐものも出て来るに相違ない。
— 夏目漱石 『入社の辞』 青空文庫
ある時はそれが公使館の館員ででもあるかと思うような、礼装をしてみごとな馬車に乗った紳士である事もあり、ある時はズボンの折り目もつけないほどだらしのないふうをした人相のよくない男でもあった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
麹町の英国大使館の旗竿に一羽の大きい鳶が止まっているのを見付けて、英国人の館員や留学生が嬉しがって眺めていた。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
明治十二年二月三日在東京エー・ゼー・エス・ホールスヘンリー・ボン・シーボルトトーマス・マックラッチ東京新富座主 守田勘弥 貴下 この三人のうちでは、最後に署名している英国公使館員のマックラッチ氏が最も芝居好きで、この人が主として尽力したように聞いている。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
それから彼は館員から茶碗を一つ借りて、それに少量の水をたらし、その水の中へ三本の燐寸の頭を漬けた。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
うむ、これはこうしていられないぞ」 帆村探偵は暗号の手紙をひっつかむと、館員には挨拶もソコソコにして、W大学を飛びだした。
— 海野十三 『流線間諜』 青空文庫
作例 · 標準
閉館時間が迫り、館員が書架の整理をしながら、残っている利用者へ退館を促すアナウンスを入れた。
「こちらの資料は非常に脆いため、必ず手袋を着用して閲覧してください」と、資料室の館員から厳格な指示を受けた。
郷土資料館の館員は、地元の古地図を広げながら、埋め立てられる前の海岸線の位置を詳しく教えてくれた。
企画展の最終日、図録が完売したことを詫びる館員の前には、残念そうに肩を落とす来場者の列ができていた。