中農
ちゅうのう
名詞
標準
middle-class farmer
文例 · 用例
おとよさんの里は中農以上の家であるに隣はほとんど小作人同様である。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
しかも、同時代のインテリゲンツィアの社会的所属という面から見ると、写生文派の人々は主として当時の中流或は上流のアカデミックな教養をもった人々があつまり、自然主義文学は早稲田の文科を中心として、地方の中農などの家庭出身の人々が多かった。
— 宮本百合子 『「土」と当時の写実文学』 青空文庫
今日の社会的情勢は、日本のブルジョア作家の大部分がそこに属している小市民、中農の経済事情を極端に劣悪にしている一方、従来の文学の立前においては精神の牙城を喪っている。
— 宮本百合子 『文学における今日の日本的なるもの』 青空文庫
〔読者層〕小市民の家庭婦人、農村の富中農婦人ならびに一部の工場労働婦人を含む。
— 宮本百合子 『婦人雑誌の問題』 青空文庫
土地飢餓と食糧の不足から、貧農、中農は大衆行動で立ち上ろうとしている。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
プロレタリアートは自己の敵を倒し、資本主義の復興と闘い、中農の動揺を克服し、階級を絶滅するためにプロレタリアートの独裁の国家を必要とする。
— ――ソヴェト同盟の国家体制と日本の国家体制―― 『労働者農民の国家とブルジョア地主の国家』 青空文庫
ある座談会で杉山平助氏は、中農の娘が巡査、小学校の教員、村役場の役員その他現金で月給をとる人のところへ嫁にゆきたがるのは、農村に現金が欠乏しているからと、語っておられる。
— 宮本百合子 『若き世代への恋愛論』 青空文庫
こうして見ると、直接農村に一般ラジオ加入者が多くなったとは云えず、寧ろ、中農、地主から没落した自作農等の相場への関心或は農産品仲買関係者が、米や繭の売買で幾分かは儲けてラジオでも引こうかという工合になっていることが推察されるのである。
— 宮本百合子 『「ラジオ黄金時代」の底潮』 青空文庫
作例 · 標準
日本の農業における中農の役割は、地域経済にとって重要だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
彼は代々続く中農の家系に生まれ、農業を継ぐことを決意した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
中農は、大規模農家と小規模農家の間に位置する存在である。
幻辭AI · gemini-2.5-flash