強張り
こわばり
名詞
標準
stiffness
文例 · 用例
行燈を消して室を出たこと、ひやひやする縁側を歩いたこと、女の室の障子をそっと開けたこと、乳母に気を配りながら足を爪立てて忍び寄ったこと、手のしびれ、舌のこわばり、女の笑い、皆|生々した感触のあることばかりではないか。
— 田中貢太郎 『切支丹転び』 青空文庫
ホームズに目をやると、その顔はこわばり、極度の興奮のため前傾姿勢で身構えている。
— THE STOCK-BROKER'S CLERK 『株式仲買人』 青空文庫
躰の動きで汗が飛び散り、手のひらのマメがやぶれ、腕がこわばり、一般相対性理論が直観的に理解できるのではないか、というくらいに時間感覚が伸び、目がかすんでくる。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫
渡辺が炎のような言葉を投げた瞬間から、室内の空気はゼラチンを溶かし込んだようにこわばりはじめていた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
筐体の色も、もっと地味なものに変えたほうがいいですよ」 こわばりのとけた古川の口から、のちにPC―8001と名付けられることになるPCX―01への注文がつぎつぎに滑り出してきた。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
彼女はがたがたふるえて、こわばりかけた体をむりに引き起すと枯枝に火をたきつけた。
— 豊島与志雄 『文学以前』 青空文庫
ことが多少でもうまく行くことを考えながら何かをしようとすると恐怖がさきに立って私の足はこわばりすくんで自由さを失い、できることにまで失敗するのです。
— 三好十郎 『抵抗のよりどころ』 青空文庫
数日来うちつづいたいそがしさに疲れて、伸子はいくらか胃がこわばり痛みそうだった。
— 宮本百合子 『二つの庭』 青空文庫
作例 · 標準
長時間のデスクワークで、首から肩にかけての強張りがひどい。
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緊張のあまり、顔の強張りが取れず、不自然な笑顔になってしまった。
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柔軟体操を続けることで、関節の強張りを少しずつ解消していく。
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