強張る
こわばる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to stiffen
文例 · 用例
こわばる様はさながら古い大理石の彫刻のようで、父子に刹那視線を注いだが、すぐさま食い入るように部屋の反対側の何かを見つめる。
— THE ADVENTURE OF THE SUSSEX VAMPIRE 『サセックスの吸血鬼』 青空文庫
すっかり苦労も何も忘れてしまいましたわ」 葉子はすべすべとほてって少しこわばるような頬をなでながら、とろけるように倉地を見た。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
私も一緒にカナカナカナカナと云って口がこわばる頃、とっぴょうしもない声で笑って部屋にかけ込んだ、うれしかった…… 椿の木、桜、杉、そんな植え込みを通して青い瓦斯の下を行ったり来たり、笑ったりするお娘さんの姿が見えた、ひるま見る時よりも美しかった、「となりのお嬢さんあなたはいくつ?
— 一九一三年(大正二年) 『日記』 青空文庫
義母のひどい事を長々と遺書にして、下駄の上にのせ、大きな石を袂に入れて…… 身も世もあらず歎く母親の心を思う時、お君は、胸がこわばる様になった。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
それで、実は、この間、そつちへ遊びに行つたついでに、長久保さんのお宅をお訪ねして来ました」 老婦人の表情は、一瞬、こわばるようにみえた。
— 岸田國士 『光は影を』 青空文庫
上に羽織ったのは、こわばる絹の外套です。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
関節はこわばるし、骨はずきずきと痛みました。
— A Dog of Flanders 『フランダースの犬』 青空文庫
我執に囚われて、弾力性を失った「こわばる心」となっては、仏を見失い、法を見誤る。
— 柳宗悦 『改めて民藝について』 青空文庫
作例 · 標準
予期せぬ質問をぶつけられ、彼の表情が一瞬で強張った。
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寒さのあまり指先が強張って、キーボードがうまく打てない。
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恐怖を感じると、全身が強張って一歩も動けなくなることがある。
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