硬直
こうちょく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #13109 · 青空 306 例
標準
stiffening
文例 · 用例
額の油汗拭わんと、ぴくとわが硬直の指うごかした折、とん、とん、部屋の外から誰やら、ドアをノックする。
— 太宰治 『音に就いて』 青空文庫
新年になると着なれぬ硬直な羽織はかまを着せられて親類縁者を歴訪させられ、そして彼には全く意味の分らない祝詞の文句をくり返し暗誦させられた事も一つの原因であるらしい。
— 寺田寅彦 『年賀状』 青空文庫
そして橋の歩道にさしかかつた時分には、彼の全身には奇異な、硬直した靜けささへ見られました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
しかし人によると妙にしゃちこばって土偶か木像のように硬直して動かないのがある。
— 寺田寅彦 『藤棚の陰から』 青空文庫
そのうちに、僕はじりじり硬直をはじめた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
ともすれば硬直したがる僕の神經に對しても、また、おそらくはおなじやうな諸君の神經に對しても、いささか毒消しの意義あれかし、と取りかかつた一齣であつたが、どうやら、これは甘すぎた。
— 太宰治 『道化の華』 青空文庫
手首が硬直凝固の状態になっていてはキューのまっすぐなピストン的運動が困難であるのみならず、種々の突き方に必要なキューの速度加速度の時間的経過を自由に調節することも不可能であるように見える。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
そいつは脚の硬直だ。
— 宮沢賢治 『北守将軍と三人兄弟の医者』 青空文庫