小我
しょうが
名詞頻度ランク #5200 · 青空 48 例
標準
the self
文例 · 用例
それどころか、ややもすればわれわれの中のさもしい小我のために失われんとする心の自由を見失わないように監視を怠らないわれわれの心の目の鋭さを訓練するという効果をもつことも不可能ではない。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
先生御自身の失敗談など、少しも飾らずに聞かせて下さっても、僕たちの胸には、ぐんと来るのに、いつもいつも同じ、権利と義務の定義やら、大我と小我の区別やら、わかり切った事をくどくどと繰り返してばかりいる。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
小我乃ち物我を没して大我乃ち神我に合一する也。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
それに何と云つても根本の観照の態度そのものに隙が有つた、隙と云ふよりも寧ろ小我をあまりに早急に出し過ぎた為めに、従つて中途半端な表現に留つて了つたのが多かつた。
— 北原白秋 『雀の卵』 青空文庫
然し、自然の理法が僕等の本能に働くと、本能は、プラトーンの所謂想起説の樣に、その働きに由つて、僕等を段々小我から解放して、たとへば盲人が視力を恢復して段々光に接して行く樣に、心靈の力が活躍して來るのである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
これは、マクロコズム、大宇宙とマイクロコズム、小宇宙、即ち大我と小我の説と同じであつて、この圓滿な全體と圓滿な部分とが相融合して居るところを眞如といふ。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
然し、かのグリーン一派の自我實現説の樣に、一方に世界の實在として永久的自覺的の意識を立てゝ置く位なら、自我を實現するものがはじめからその中にあらう筈はない,若しあると云へば、大我小我の兩極端を假定する、例の僞善家の一類に過ぎない。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
これは、一方に小我的夢幻性を立てたので、之に對して忘我的醉郷を設けられたのである。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
作例 · 標準
目先の利益にとらわれる小我を捨てて、大局的な視点を持つことが重要だ。
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彼は小我を滅し、社会全体の幸福のためにその一生を捧げた。
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座禅を組むことで、自分の内側に潜む執着や小我を静かに見つめ直す。
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