大我
たいが
名詞
標準
文例 · 用例
先生御自身の失敗談など、少しも飾らずに聞かせて下さっても、僕たちの胸には、ぐんと来るのに、いつもいつも同じ、権利と義務の定義やら、大我と小我の区別やら、わかり切った事をくどくどと繰り返してばかりいる。
— 太宰治 『正義と微笑』 青空文庫
昔の多少は大人げなく見えた蘇武の痩我慢が、かかる大我慢にまで成長しているのを見て李陵は驚嘆した。
— 中島敦 『李陵』 青空文庫
大我??馬鹿な、我に大小を別つのは既に考へ方が淺薄だ!
— 憑き物 『泡鳴五部作』 青空文庫
大我――馬鹿な、我に大小を別つのは既に考へ方が淺薄だ!
— 憑き物 『――泡鳴五部作』 青空文庫
先きに非我と定めた自然は大我のうちに融和するので――それで、自然が全く無くなつて居るのかといふに、そうでもない。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
これは、マクロコズム、大宇宙とマイクロコズム、小宇宙、即ち大我と小我の説と同じであつて、この圓滿な全體と圓滿な部分とが相融合して居るところを眞如といふ。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
然し、かのグリーン一派の自我實現説の樣に、一方に世界の實在として永久的自覺的の意識を立てゝ置く位なら、自我を實現するものがはじめからその中にあらう筈はない,若しあると云へば、大我小我の兩極端を假定する、例の僞善家の一類に過ぎない。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
舊來の哲學者と同樣、如何に大我小我の別を立てたとて、忘我の境界は虚構に過ぎない――若しあるとすれば、滅しない宇宙が滅した時のことであらう。
— 岩野泡鳴 『神秘的半獸主義』 青空文庫
ウィキペディア曖昧さ回避
大我(だいが、たいが) 仏教用語で、悟りによって得られる絶対に自由な在り方。我#大乗仏教を参照。 人名 大我 - ジャズドラマー。本名、鬼束大我。
出典: 大我 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0