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一塊

いっかい異読 ひとかたまり
名詞
1
標準
one lump
文例 · 用例
一塊の土塚、暗き竹藪の影にふるへて、冬の日の天日暗く、無頼の悲しき生涯を忍ぶに耐へたり。
萩原朔太郎 氷島 青空文庫
火鉢には一塊の炭が燃え尽して、柔らかい白い灰は上の藁灰の圧力にたえかねて音もせずに落ち込んでしまった。
寺田寅彦 青空文庫
二十人も一塊りになって、乗り込んで行きやがる。
葉山嘉樹 乳色の靄 青空文庫
たとい一本の草、一塊の石でも細かに観察し研究すれば、数限りもない知識の泉になるというのです。
寺田寅彦 夏の小半日 青空文庫
ちょっと外側から見ると恐ろしく窮屈そうに見えるような天地に居て、そうして実は、最も自由に天馬のごとく飛翔しているような人も稀にはあるようであり、一方ではまた、最も自由な大海に住みながら、求めて一塊の岩礁に膠着して常に不自由を喞つ人も稀にはあることはあるように思われる。
寺田寅彦 学問の自由 青空文庫
(明治四十一年三月七日『東京朝日新聞』)         六十六      黄金の産額 昨年中の世界各地で採掘された黄金の総額は六百七十四トンで、もしこれを集めて一塊とすればザット一丈四方に高さ九尺くらいになる勘定である。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
椰子の樹下のタクシーに英国人十数人が一人の女を胴あげにして一塊になると喚声の間に泣き叫ぶ女の哀調をのこして砂塵をたてて見えなくなってしまった。
吉行エイスケ 孟買挿話 青空文庫
が、冷澄な空気の底に冴え冴えとした一塊の彩りは、何故かいつもじっと凝視めずにはいられなかった。
梶井基次郎 冬の日 青空文庫
作例 · 標準
テーブルの上には、パンが一塊とチーズが置かれていた。
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粘土を渡された子供たちは、それぞれ一塊ずつ手に取り、思い思いの形を作り始めた。
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彼の意見は、まるで一塊の岩のように固く、誰もそれを動かせなかった。
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